当院独自の【椎間板整復法】誕生秘話

私が病院で分からない痛みやしびれの改善方法に辿り着いたキッカケは、ある腰痛の方の来院でした。

ここでは「Aさん」とします。

開業した直後2004年の春先のことです。

「Aさん」はいくつか病院に行っても原因は見当たらないと言われました。

薬を処方されたもののあまり効いている実感が得られずにいました。

そしてしまいには「ストレスかも?」と言われ心療内科を勧められたこともあるそうです。

 

当時の私は腰痛の原因は”腰の筋肉のハリ”だと思っていました。

だからそのハリを緩和すれば腰痛はなくなる、と。

事実それまではそれで改善できていたんです。

 

ところが・・・

「Aさん」の場合には硬直した筋肉の緩和をしてもまだ痛いと言われます。

残ってるではなくて明確に「痛い」と。

 

私は混乱しました。

(なぜだ?何か隠れた要因があるのか?)

そして私は「Aさん」に「分かりにくい原因がありそうです。次回ご来院時までにその原因を探ってみます」と言って、原因の究明を宿題にさせて頂きました。

そして聞き取りや動作テストで得た情報から、ある仮説に思い至りました。

 

整形外科学や手技療法の書籍を丹念に読み込み、腰痛はヘルニアにまで進行する前に痛みを発している可能性があることを突き止めました。

(これは現時点の医学や手技療法では確認されていません)

あくまでも私の仮説ですが「だからこうすれば良いはずだ」という具体策を得た私は、次の「Aさん」の来院を待ったのです。

 

そして当日・・・。

私が立てた仮説「画像診断しても写らない問題とその原因」を説明して「だからこうすれば改善する可能性がある」と説明し、ご了解いただいた上でその検証の施術を行いました。

そして施術が終わって立っていただいた時「あれ?痛くない」という言葉を頂いたのです。

うれしかったですね。

 

こうして”原因の分からない痛みやしびれ”に対してこの「仮説」を当てはめ、「検証」を繰り返し、ズレを修正しながら構築してきたのが当院の「椎間板整復法」を軸とした施術法なのです。

この「Aさん」の腰痛改善が分岐点となり、坐骨神経痛や首の痛み、手足の痛みやしびれ、頭痛、背中の痛みなどにも仮説を展開して様々な「痛み・しびれ」の改善に取り組んできました。

 

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